要点

  • 広東麻雀は単一の統一ルールではなく、旧章、新章、香港式、地域ルールなどを含む総称です。
  • 基本136枚を使い、花牌8枚を加えて144枚とする場合もあります。
  • 通常13枚を持ち、4面子1雀頭の14枚で和了します。
  • 手牌価値は翻で表しますが、役一覧、最低翻数、上限、支払いはルールごとに異なります。
  • 牌効率だけでなく、翻、守備、包牌、見えている牌が最善打を変えます。

広東麻雀とは

広東麻雀は、広東省、香港、マカオと関連コミュニティで遊ばれる麻雀の総称です。台湾麻雀や日本のリーチ麻雀と同じ数牌・字牌を使いますが、「広東麻雀」という名称だけで完全なルール一式は特定できません。

比較的簡素な旧章(推倒胡)と、最低翻数や多くの役を持つ新章を区別する場合があります。香港の競技ルールも13枚制ですが、すべての家庭やオンラインサービスと同じ得点ではありません。ここでは共通の枠組みを説明します。

使用する牌

花牌を使わない場合は136枚です。

種類内容枚数
萬子1〜9を各4枚36
筒子1〜9を各4枚36
索子1〜9を各4枚36
風牌東・南・西・北16
三元牌中・發・白12

春夏秋冬と梅蘭菊竹の8枚を加え、144枚にするルールもあります。花牌は通常、公開して補充牌を引きますが、座花や翻数は卓ごとに確認が必要です。

和了形

標準形は4面子1雀頭です。

  • 順子:同一種類の連続3枚(例:萬子の2・3・4)
  • 刻子:同じ牌3枚
  • 槓子:同じ牌4枚。構造上は1面子として補充牌を引く
  • 雀頭:同じ牌2枚

通常13枚を持ち、ツモまたは他家の捨て牌で14枚を完成させます。七対子や国士無双に相当する特殊形の採否もルールにより異なります。

吃・碰・槓の扱い

は通常、上家の捨て牌で順子を完成させます。は任意の他家から同じ牌を受け、は同じ牌4枚を使います。和了宣言は通常ほかの鳴きより優先されますが、競合時の順位は採用ルールに従います。

鳴く前に、次を確認します。

  1. 副露後も最低翻数を満たせるか。
  2. 実際に向聴数が下がるか。
  3. 残るブロックと雀頭の役割が明確か。
  4. 染め手や対々和の方針を過度に公開しないか。
  5. 鳴きや槓が包牌条件に触れないか。

翻と鶏糊

翻は和了パターンの価値を表します。対々和、混一色、清一色、小三元、大三元などがありますが、あるルールの翻数を別ルールへそのまま移すことはできません。

「鶏糊」は一般に追加の翻がない、または非常に低い手を指します。旧章では認めても、新章や香港式では最低翻数が必要な場合があります。最速で完成しても和了資格がなければ意味がないため、基本戦略そのものが変わります。

対局前の確認事項

  1. 136枚か144枚か。花牌はどう得点するか。
  2. 旧章、新章、香港式、独自ルールのどれか。
  3. 最低翻数と鶏糊の可否。
  4. 役一覧と得点上限。
  5. ツモ和了と放銃の支払い。
  6. 包牌が成立する役と条件。
  7. 頭ハネ・複数和了、槍槓、流局の処理。

牌効率との関係

ルールを確定した後は、向聴数を守り、有効牌を比べ、雀頭を割り当て、余分または重複するブロックを外す共通手順が使えます。ただし広東麻雀では、最低翻数、副露後の役、花牌、包牌、卓上情報を追加します。

同じ一向聴を保つ2候補でも、有効牌の多いほうが必ず正解ではありません。役牌、染め手、最低翻数を満たす唯一の経路を残す候補が優先される場合があります。

適用範囲

本記事は広東麻雀を見分け、主要な判断を理解するための入門です。都市、サービス、競技、家庭すべてに共通する規程ではありません。公式戦では主催者の現行ルールを使い、私的な対局では開始前に取り決めましょう。

Tingpai Lab で練習できること

Tingpai Lab では通常形の向聴数、有効牌、ブロック構成、対子判断を練習できます。まず純粋な牌効率候補を出し、その後で翻、副露、包牌を加えると、「構造上速い」と「卓の完全なルールで有利」を分けて考えられます。