早見表
| 概念 | 根拠 | 対象 | 確認できること |
|---|---|---|---|
| 現物 | 1人の河 | その相手 | 相手が以前この牌を切った |
| スジ | 1人の河と数牌の形 | その相手 | 一部のリャンメン経路を除く |
| 壁 | 卓上の見牌 | 全員 | 壁牌を必要とするブロックは存在しない |
根拠は行動、牌形推論、物理枚数で異なります。ルールを加えて初めて、法的な和了制限になるものがあります。
現物
一般に、対象の相手が以前捨てた牌です。それだけなら「以前その牌を不要とした」という観察事実にすぎません。フリテンがなければ、相手は後に待ちを変えて以前の捨て牌を待てます。
リーチ麻雀では、自分の河にある和了牌でロンできないフリテンがあり、リーチ後は原則待ちが固定されます。そのためリーチ者に対する現物は正式なロン回避になります。ただしその相手だけに有効で、他家やツモ和了を防がず、現行ルールの条件に従います。
スジ
1–4、2–5、3–6、4–7、5–8、6–9の関係から、一部のリャンメン待ちを除きます。相手ごとに計算し、河の法的意味を確認し、嵌張、シャンポン、単騎などの例外を残します。未検討の数牌より情報は増えますが、現物と同じではありません。
壁
同種4枚が見えている状態です。その牌を必要とする隠れたブロックは成立せず、周辺の一部順子経路を除けます。相手が関連牌を捨てていなくても成立し、台湾・日本・広東のどれでも物理的制約として全員に適用されます。ただし単騎、シャンポン、無関係な待ちは除けません。
普遍的な安全順位がない理由
リーチ者1人に対しては、ルールで守られた現物が通常、牌形推論だけのスジ・壁より強い証拠です。一方、同じフリテンがない台湾・広東麻雀では、以前の捨て牌が後の待ちになることがあり、スジの法的前提もありません。壁は不可能な形を除けても安全保証にはなりません。
6段階の守備手順
- 聴牌の可能性がある相手を別々に特定する。
- フリテン、宣言、手牌固定、待ち替えなどルール保護を確認する。
- 相手別の現物集合を作り、ルールがなければ行動手掛かりとして扱う。
- スジで除く具体的なリャンメンブロックを言葉にする。
- 壁と見牌を加え、4枚で経路を除き、3枚はワンチャンスに留める。
- 自分の向聴数、価値、残る守備牌、巡目、損失を比較する。
複数相手では、Aへの現物がBには無情報のことがあります。候補ごとに各相手への証拠と、自分の手を壊す費用を表にし、根拠のない危険率を作らないでください。
避けるべき断定
- 現物は全麻雀で常に100%安全。
- スジには固定の安全率がある。
- 完全な壁の周辺牌はすべて安全。
- 1人への安全が3人全員に通用する。
- 字牌・么九牌は常にスジ牌より安全。
本記事は守備証拠を積み重ねる方法で、特定局面の放銃率は算出しません。押し引きには相手の聴牌可能性、打点、自分の和了価値も必要です。