要点

  • 「見えている」とは、河にあるだけでなく牌種と枚数を特定できることです。
  • 自分の手牌にある牌も、もう一度引けないため差し引きます。
  • チー、ポン、公開された槓は、構成する各牌を種類別に数えます。
  • 4枚見えが壁、3枚見えは未知の1枚を残すワンチャンスです。
  • 未知とは場所が不明という意味で、牌山にある保証ではありません。

なぜ見えている牌が基礎なのか

理論上の牌形は最大の受け入れを示しますが、実戦では何枚残っているかが重要です。45萬は理論上3萬・6萬の8枚を受けます。自分が3萬を1枚持ち、河に3萬が2枚、副露に6萬が1枚あれば、未知は3萬1枚と6萬3枚の計4枚です。補正しなければ、引けない牌を数え続けてしまいます。

数える場所

  1. 自分の手牌: 対子など、すでに持つ同種牌を忘れず引く。
  2. 全員の河: 鳴かれた捨て牌は場所が移っても1回だけ数える。
  3. チー・ポン: 各物理牌を種類別に加える。
  4. 槓: 明槓や種類が公開された暗槓は4枚すべてを数える。
  5. 公開表示牌: リーチ麻雀のドラ表示牌は表示牌そのものを引く。ドラ牌を自動的に引くのではない。
  6. 花牌など: 有効牌ではなくても、山や補充牌の計算へ影響する範囲で扱う。

見牌表と実質残り枚数

基本34種類それぞれを0から始め、手牌、河、副露・槓、表示牌、その他の公開領域を順に走査します。通常牌が4を超えたら入力または重複計数の誤りです。

未知の枚数 = 4 - 見えている枚数
有効牌見牌未知
1萬13
4萬31
7萬04

合計は8枚です。23萬と56萬がともに4萬を受ける場合は、まず有効牌の和集合を作り、4萬を二重に数えません。

壁とワンチャンス

  • 4枚見え:完全な壁。その牌を隠し持つことはできない。
  • 3枚見え:ワンチャンス。未知の1枚が残る。
  • 2枚見え:未知は2枚で、どちらにも該当しない。

壁はその牌を必要とする形を排除します。ワンチャンスは可能性を減らすだけで、経路を消しません。

未知の牌と山の牌は違う

見えていない牌は、ツモ山、他家の手牌、ルール固有の死に領域、種類不明の暗槓にあるかもしれません。「未知3枚」は「山に3枚」ではありません。公開情報だけなら未知の上限として示すか、仮定を明記した条件付きモデルを使います。

二次受け入れと守備

見牌は将来の発展にも影響します。候補Aの強みが5萬を引いて三面張になることでも、5萬が4枚見えていればその経路はありません。守備では、壁が一部の形を排除し、副露が固定面子を示し、河が現物・スジの材料になります。ただし不可能な形を示せても、残る形を特定はできません。

よくある誤りと適用範囲

  • 河だけを数える。
  • 鳴かれた牌を河と副露で二重計数する。
  • ドラ表示牌ではなくドラを差し引く。
  • 3枚見えを完全な壁とする。
  • 未知の牌がすべて山にあるとする。
  • 直近の受け入れだけ補正し、将来経路を補正しない。

通常牌は各4枚を前提とし、赤5は同種4枚の内訳です。花牌、王牌、暗槓の公開方法はルールごとに異なります。見牌は完全情報ではありません。