鳴きは無料のツモではない

チーは通常上家の捨て牌で順子、ポンは他家の同種牌で刻子、大明槓は手牌の同種3枚へ他家の捨て牌を加えます。暗槓が門前を壊すか、加槓をどう扱うかはルールによります。

交換するものは、今すぐ確定牌と公開面子を得る代わりに、将来の選択、情報の秘匿、一部の打点、守備の自由を失うことです。

1. 副露後も和了できるか

ここで失敗すれば後の3項目は不要です。

日本: 副露後に確定する役を言葉にします。リーチや門前役を失い、ドラだけでは和了できません。役牌のポンは役を確定でき、喰いタンの可否はルールを確認します。

広東: 旧章、新章、香港式で最低翻と役価値が異なります。対々和、混一色、清一色を進めても、採用する翻表を使います。

台湾: 最低台数、門前台、平胡などの定義を確認します。将来の花牌や自摸で救われると仮定せず、鳴いた直後に確定する台を数えます。

2. 本当に速くなるか

公開面子を1つ作っても、手牌全体が速くなるとは限りません。

  • 向聴数が下がる:明確な速度利益。
  • 同じ:有効牌、ブロック役割、待ちの質を比較。
  • 悪化する:打点・局面に強い理由がなければ見送る。

対子をポンして唯一の雀頭を失う、重要牌をチーして残り2ブロックが同じ牌を奪い合うことがあります。残り面子数、雀頭、受け入れ重複、最終待ちを再計算し、鳴いた牌を含む見牌を差し引きます。

3. 速度は打点に見合うか

確定価値は鳴いた直後に成立する役・翻・台、失う価値はリーチ、門前自摸、裏ドラ、門前の翻・台、複数手役の選択肢です。条件付き価値は将来のドラ、座花、清一色完成など、まだ特定ツモを必要とします。

固定の交換率はありません。終盤で小さな和了が目的を満たすなら速度、逆転が必要なら打点、連荘中の親や速い相手がいれば中断・速度、序盤の良形門前手なら柔軟性を重く見ます。

4. 副露後も守れるか

鳴くたび約3枚が卓上に固定され、手牌内の自由牌が減ります。

  1. 手牌に根拠のある守備候補があるか。
  2. 色を公開して必要牌を他家に止められないか。
  3. 次巡リーチ・聴牌気配が出ても押す価値があるか。
  4. 槓がドラを増やす、包牌を生むなど他家を利さないか。

リーチ麻雀の現物などは使えますが、台湾・広東へフリテン安全をそのまま移せません。推論は違っても守備選択が減る費用は共通です。

段階中心質問失敗時
1. 資格副露手を和了可能にする役・翻・台は何か鳴かない
2. 速度向聴数、受け入れ、待ちは改善するか門前を維持
3. 打点速度は確実に失う価値に見合うか目的を再確認
4. 守備公開後も退路があるか鳴き優先度を下げる

1は必須条件、2〜4は巡目、点数、相手で変わるトレードオフです。

典型例

役牌ポンは日本で役を確定し向聴数も下げやすい一方、残り形が壊れている、低打点、相手リーチなら後段階で失敗します。チーは1面子を作っても最終形を辺張・嵌張だけにする場合があります。染め手の連続副露は速く方向を固定しますが、字牌と翻・台、実質枚数、他家が同色を止める可能性を確認します。

和了資格を確定し向聴数も下げる、終盤で門前では遅すぎる、安定した雀頭と良形が残る、ルールが副露役を評価するなら積極的に鳴けます。逆に役・翻・台を言えない、同向聴で受け入れが減る、唯一の雀頭を失う、圧力下で退路がないなら門前を維持します。

本記事は共通チェックで、鳴き優先順位、喰いタン、暗槓、包牌、最低翻・台は実際のルールに従います。