一次受け入れとは
次にどの牌を引けば現在の向聴数が下がり、実質何枚残っているかを答えます。一向聴で3萬・6萬・東を受け、見牌を引いた未知枚数が3・2・2なら一次受け入れは7枚です。同じ牌を複数ブロックで重複計数せず、手牌全体の和集合を使います。
この層だけでは、各改善後がリャンメン、嵌張、単騎、あるいは別の一向聴になるかは分かりません。
二次受け入れとは
一次有効牌で手牌が変化した後、その新しい状態から何が有効かを調べます。
- 直近の全有効牌を列挙する。
- 各牌を引いた新しい手牌を作る。
- その状態の向聴数と有効牌を再計算する。
- 見牌と今引いた牌を差し引く。
- 各経路の次の広さと形を比べる。
二次受け入れは固定のブロック表ではなく、2階層の決定木です。同じ一次ツモでも、先に選んだ打牌により将来が変わります。
向聴数を先にする理由
候補Aが一向聴を維持し、Bが二向聴になるなら、Bに多くの「変化」があっても構造上もう1段階必要です。必要な役、打点、安全性がない限り、純粋な効率ではAを優先します。
- より低い向聴数。
- 同じ向聴数なら直近の実質受け入れ。
- 直近が僅差なら二次受け入れ。
- その後に待ち、ルール価値、局面。
二次層が同点を解く例
どちらも直近12枚を受ける一向聴でも、Aの多くがリャンメン・多面張聴牌に、Bの多くが嵌張・辺張・単騎になるなら、次の1手は同点でもその先でAが広くなります。まれな1経路だけ三面張になる場合、その最良ケースを候補全体の代表にしてはいけません。
各経路を生き枚数で重み付けする要約もできます。
加重二次受け入れ
= Σ(一次有効牌の生き枚数 × 次状態の受け入れ)
÷ 一次受け入れ合計
これは将来形の広さであり、完全な和了確率ではありません。2〜3ツモ以内の和了確率には、経路ごとの状態木を直接展開します。
発展しやすい形
- 中央の浮き牌: 3〜7は両側へつながり、リャンメン・嵌張・複合形を作りやすい。
- 4〜5枚の連続形: ツモごとに面子とブロックの役割を組み替えられる。
- 暗刻の隣接牌: 順子、刻子、雀頭を含む複数分解が生まれるが、同じ牌を二重利用しない。
- 独立した良形: 同じ牌に依存する2ブロックより、別々の有効牌を持つ形が安定しやすい。
二次受け入れで決めない場面
- 明確な理由なく向聴数が違う。
- 一次受け入れ差が大きい。
- 終盤で即聴牌が支配的。
- 相手の圧力で安全性が優先される。
- モデルが手牌長、特殊形、見牌を正しく扱っていない。
二次受け入れは僅差用の同点決着で、万能な上書き規則ではありません。
実用手順と適用範囲
13枚制4面子または16枚制5面子を選び、全打牌候補の向聴数、一次有効牌の和集合と実質枚数を計算します。明確に劣る候補を外し、僅差だけ各有効牌の次状態へ展開して、待ちと重複を比べます。最後に役、翻、台、打点、守備、巡目を加えます。
通常形を対象とし、七対子などは別の完成単位を使います。未知牌の場所を確定するものでもありません。